2017年4月21日金曜日

『水都 柳川ものがたり』夜明茶屋商品のご紹介

 [株式会社やまひら 夜明茶屋]


柳川にある福岡県魚市場は、有明海の珍魚介類の水揚げで、
日本一の魚種の豊かさを誇る一大卸売市場です。
最近では「宝の海」と言われた頃の有明海ではもうありません。

ですが、まだまだ有明海は珍魚の宝庫であり、ワラスボ、メカジャ、
むつごろう、くつぞこ、ワケノシンノスなどなど、その味は天下逸品です。

明治二十三年(1890年)に初代平野キヨさんは、当時女性の社会進出が
難しかった時代に、ここ柳川沖ノ端で鮮店「平野商店」を開業しました。


沖ノ端は、昔から有明海有数の漁場でその地の利を活かして
鮮魚店から網元へと商売を展開し、現「株式会社やまひら」さんの基礎を成しました。



元来酒好きで、人と接するのが上手だったキヨさんは
夜明けと同時に
出漁する漁師さんに、漁の安全と大漁を願って、
お茶と称した「お酒」を
振る舞っていたところ、いつの頃からか平野商店は
漁師さんの間で「夜明茶屋」と
呼ばれるようになっていきました。

二代目の頃には、「夜明茶屋」の愛称も多くの人々に知られ、
やがて愛称が屋号となり、今でも夜明け前から海産物問屋として
魚市場とお客様を繋いでいます。


初代が漁師さんたちの無事と大漁を願った思いはひとつも変わることなく、
鮮魚店であり、食事処として、「夜明茶屋」は
有明の幸を存分に楽しむ人びとで今日も賑わっています。

そんな「夜明茶屋」さんでは海産物卸だからこそ手に入る、
厳選の素材を使い自社で作った海産物のオリジナル加工品があります。
斬新でユーモアのある素材と他にない味、インパクト大のデザイン性ある
パッケージの様々なお土産ものは県内外で大変な大人気を誇ります。

柳川ブランド認定品となった人気のお品をはじめ、
今回は数点おすすめをご紹介させて頂きます。

インパクトある手土産として、この機会に有明海の珍味をぜひお楽しみ下さいませ。

<むつごろうラーメン 柳川ブランド認定品> 

むつごろう漁は全盛期の一割ほどを残すのみと、現在では衰退の一途です。

「むつごろう漁の火を消したくない」「むつごろうの味の良さを子供にも知ってほしい」
との思いから試行錯誤の上に「むつごろうラーメン」は生み出されました。


天日干しし、旨味成分が濃縮されたむつごろうを、
更に美味しさと風味を増すべく炙って粉末状に。
その粉末を使ったスープは醤油味のあっさりした中に
深みがあり、ぎゅっと旨みが凝縮した味わいです。
 
スープに使われるむつごろうは、漁歴60年以上のベテラン漁師さん達が
ひとつひとつ丁寧に並べ、天日干しにしたもののみを使用。
漁師さんが「オレの作ったラーメン」と胸を張って言えるほど、
作り手の顔が見える、安心のラーメンです。

 是非一度ご自身の舌で体感して見てください。

=第54回日本観光振興協会会長賞受賞=

<うなぎラーメン 柳川ブランド認定品>
 
数十年前までは安くて栄養価の高い庶民の食べ物だったウナギ。
現在は高嶺の花状態のため、柳川名物なのに気軽に食べてもらえないのは
寂しいと、生み出されたのがこの「うなぎラーメン」です。

これまで前例がないウナギの蒲焼きとインスタントラーメンの融合で、
一緒についてくる山椒がさらに蒲焼き風味を引き立てます。

うなぎ、むつごろうどちらのラーメンも、麺は福岡のラーメンを
作るためだけに生み出された福岡県の農家限定生産の「ラー麦」を100%使用し、
コシがあり、歯切れもよいとても美味しいラーメンです。

<ポリポリむつごろう> 

「もっと手軽にむつごろうを」のコンセプトに開発。
見た目は正直かなりグロテスク…ですが、開けてそのまま食べられて、
しかも甘辛いお味で美味しい!
お酒のおつまみのほか、カルシウムが豊富なのでお子様のおやつにも最適です。

 
 <むつごろうふりかけ>
いままでありそうでなかった、焼むつごろうと有明海産の香り高い海苔の入った
食欲そそるふりかけです。

 
<むつごろうの甘露煮 柳川ブランド認定品>
昔ながらの甘辛く味付けされた甘露煮は、骨まで柔らかく仕上げられ、
臭みがなく 食べやすいため、広く長く愛されてきた一品です。
鮮やかに目を惹くパッケージに包まれ、贈答品としても喜ばれています。

 <えびの素> 

有明海産の真エビ(芝海老)約10匹分を粉末にしました。
チャーハンやインスタントラーメン、味噌汁などに少し使うだけで、
エビの出汁が出たような深みのある味に早変わり。
無添加で体にも優しく、100%芝海老の旨味の宝庫です。
エビ好きな方は当然、一風変わった調味料をお探しの方にもオススメです。

 <おつまみ赤貝 柳川ブランド認定品>

 地元民に愛されている赤貝(サルボウ貝)の旨味がぎっしり!
有明海産の赤貝は小粒ながら味がしっかりしていて濃厚です。
赤貝は内陸に多産する二枚貝で、過去の化石を見るに古くは
縄文時代から食用として重宝され、赤貝の亜種で
本来のものより身は小さめですが、甘みの美味しさ自体は以上です。

甘辛く煮付けられ、酒の肴だけでなくご飯のオカズやお子様のおやつにも十分。
貝好きならずとも、その旨味たっぷりなお楽しみいただければ幸いです。

© yokavanmou./© Yamahira Yoakedyaya.

夜明茶屋
〒832-0066福岡県柳川市稲荷町94-1
0944-72-5321
http://www.mutugorou.co.jp/

 <GEKKOSHA 5th ANNIVERSARY FAIR>
『水都 柳川ものがたり』
場所:月光舎

日時:4/28(金)〜5/7(日) 12:00~18:00
会期中無休


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