こちらは、小林めぐみさんという作家さんの創作された器です。
小林さんとの出会いは、今年の夏に行われた『雑司ヶ谷手創り市』がきっかけでした。
まだ新人の作家さんで、とても柔らかい雰囲気をまとった方なので創作される器にも、その様子が表情として映っていると感じます。
一緒に写っているフランスの白い器や、横に添えられた日本のぐい呑みとも相性が良く、
様々なシーンで、ジャンルを問わず使用する事ができます。
それもそのはず、器の内側に付けられた文様はエキゾチックな雰囲気を持つペイズリー柄で、
西洋と東洋とを繋ぐ役割をしてくれているのです。
こちらは、以前エジプトに在住されて居た事のある小林さんが、世界各国の旅の途中で
見つけた木印を使用して型押しを施したもので、
印は古くからインドやモロッコなどで使用されている、布に文様を付ける為のもので
そのほとんどは木盤に柄を描き、手で彫り施した一点ものやアンティークです。
そして、その型押しを施した上から釉薬を落とし込み、あえてまだらにムラを付けて焼き上げている為、
仕上がりに変化が生まれ、全てが違う表情になるようです。
少し歪で、丸みがあり、表情の豊かなこの器をわたしはとても気に入り、
現在、企画の段階から小林さんと一緒に、器づくりを進めています。
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