この度、祖母の見舞いのため4日間の休業を頂き帰省した北海道の自宅。
春の訪れを今か今かと待ち侘びる4月初旬。関東では桜も散る頃合いですが、
北の大地では、まだまだ雪が多く残ります。
この家は父と母とが、家族皆で暮らしを楽しむ為にと建てた家です。
25年の年月が経った今でも建てた頃とまるで変わらぬ表情を見せています。
山登りの道具たち、カヌーやサイクリングの自転車、父の火遊びの暖炉など
暮らしていた当時は、当たり前と思っていた光景が今では
なんて贅沢な日々だったのだろうと感じられます。
短い夏を楽しむため、テラスは家族のもうひとつのリビングスペースでした。
バーベキューをしたり、日曜の朝ゆっくりと遅めの朝食を摂ったり
畑の菜園で採れた野菜を毎日食し、短い命の花々を母は大切にいつも世話していました。
また、家族の肖像は目に入る至る場所にいつでも置いてあり、
16年間家族とともに過ごした雑種犬のモコもいつでも会いたい時に会えます。
木の匂いや肌触り、また冬の厳しいこの場所でこそ肌で感じる事が出来る自然。
そしてそんな自然に生かされ、ともに生きてゆく事など。
日々の暮らしで忘れてしまっていた大切な事を再確認出来た帰省となりました。
今、月光舎を営む私のルーツが、みんなここにあるのです。
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