昨年の12月までわたしは、横浜にある築50年ほどの古い一戸建ての家で、8年間暮らしていました。
ちいさなリビングと、無駄に広い2F寝室、DIYで造り付けられた廊下一面の食器棚、
水色タイルのレトロなキッチンに、小さな前庭と、そこにいつもやって来る野良猫のにゃん。
そこが、わたしの世界でした。
和室を手作りで改装し、当時好きで集めていたフレンチブロカントの家具を配して、白、ブラウン、
くすんだベージュにグレー、そしてピンクをポイントに用いた、少し乙女な空間を創り込み、
暮らしの中で飾る事を楽しんでいました。
当時はお店を始めようとまでは考えていませんでしたが、純粋に古く味わいのある物が好きで
傍に置いておきたいという気持ちが、当時から強くあったのだと思います。
暮らす場所は変われど、やはり自分らしさを空間に与えながら色付けしてゆくという楽しみは、
今後もやめられそうにないようです。
主婦と生活社 『かわいい生活vol.3』(2006年版)
ギャップジャパン『Antique Shopping Guide』(2006年版)に横浜の自宅の写真が掲載されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿