休日もついつい用事に追われてしまいがちなのですが、ちょこっとトリップに出掛けてみることに。
清水窪湧水
洗足池の水源とされる清水窪湧水は大田区指定の天然記念物。池の小島の祠には弁財天が奉られています。
かつて千束の谷が田畑であった頃、用水として水田を灌漑していました。
都内に残された数少ない湧水池としてとても貴重です。
大岡山の商店街を抜けて、昔ながらの生活感のある風景を眺めながら洗足池まで足をのばします。
洗足池
洗足池は池のある公園として都内でも屈指の広さを有します。春には桜、秋には紅葉を満喫することができ、
池月橋、水生植物園、勝海舟夫妻の墓、西郷隆盛留魂詩碑などがあり、隣接した図書館やボートまでも楽しめる憩いの場です。
今回は夕方のオレンジの光の射す中、静かな竹林をゆっくりと歩きとても癒されました。
身延山久遠寺から常陸へ湯治に向かう途中の日蓮聖人が、池のほとりで休息し足を洗ったという言い伝えが「洗足」の由来となったそうです。
そして池上本門寺へと向かいます。
日蓮宗大本山池上本門寺
池上本門寺は、日蓮聖人が身延山から病気療養のため常陸の湯に向かう途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主の館で亡くなり、後にこの地に「日蓮聖人ご入滅の霊場」として長栄山本門寺を経て、日蓮宗大本山池上本門寺が築かれました。
毎年10月の三日間に亘り、日蓮聖人の遺徳を偲ぶ「お会式法要」が行われ30万に及ぶ参詣者で賑わいます。
また、1608年建立で空襲による焼失をまぬがれた貴重な古建築の五重塔や著名人の墓所などが多数あり、
山の上に鎮座する大本山らしくとても大きく荘厳なお寺です。
街を望む展望スペースや、10年間も続いている夏の恒例野外ライブなど市民にとても身近な場所となっているようです。
日蓮宗の法華思想のなかに「水」があるそうで、休日のぶらり散歩は水にまつわる散歩となりました。
時間にして3時間半ほどでしたが、とても厳かで充実の休日を過ごせました。
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