2012年10月25日木曜日

立会川を辿る

休日、思い立ち立会川の流れていた川筋を辿ってみようということに。
月光舎最寄りの立会川緑道の桜並木からスタートし自転車を走らせます。

川の流れのようにゆっくりと下ってゆき、様々な景色が流れてゆきます。
今も流れる立会川が途中姿を見せました。ここは海抜2.5M地点。京浜急行の『立会川』駅に到着。

日も落ち騒がしくなる駅前の赤提灯。

 

 
立会川(たちあいがわ)は、東京都目黒区および品川区を流れる二級河川です。
昭和20年代までは魚やザリガニが棲むきれいな小川で、子どもたちの絶好の遊び場でしたが、
現在では大部分が暗渠となり、緑の豊富な遊歩道や公園などになっています。

目黒区学芸大学駅近くの碑文谷池と清水池に源を発し、南東方向へ流れ、
西小山駅→荏原町駅→西大井駅→大井町駅→立会川駅付近を通り東京湾に注ぎます。

立会川駅周辺はかつて、旧・土佐高知藩 山内家の下屋敷があったことで知られ
19歳で剣術修行のために上京した坂本龍馬が、藩の命を受けて警備につき、黒船との
衝撃的な出合いを果たしたという浜川砲台がこの立会川にあったことが明らかになり
現在、地元商店街は「若き日の龍馬が歩いた街」として盛り上がっています。

さらに、かつて将軍家御用達の漁師町として栄えた立会川河口は、東京湾埋め立てにより
勝浦運河へ変貌し、海岸線は現在、屋形船や漁船が停泊する船だまりとして
「しながわ百景」のひとつに選ばれています。

巡った立会川の川筋は東京本来の姿を今に残す、川が育んだ下町大衆文化の歴史。
町工場や大衆浴場、焼き芋売りのおじさんの姿や立ち呑み屋にスナックに屋台、
また競馬や競艇場などの娯楽場など、今も昔も変わらず暮らしの息づく場所なのでした。


巡ったルートを含む詳細はコチラ→ しながわ 大田観光マップ

0 件のコメント:

コメントを投稿